2021-04

コース紹介

2020年度の ACRi ブログに掲載された30コースの紹介

読みたいコースに簡単にアクセスできるように、2020年度の ACRi ブログのコースをまとめました。2021年度の ACRi ブログは2021年4月から始まります。ご期待ください。 2020年度 第2クォーター 2020Q1 PYNQ を使って Python で手軽に FPGA を活用 ロボットでも注目される FPGA ⼊⾨ AWS F1 で始めるサーバーサイド FPGA FPGA を使って基本的なアルゴリズムのソーティングを劇的に高速化 スーパーコンピュー...
21Q1.05A

DA コンバータがなくてもできる FPGA ピアノ (2)

前回の実装では FPGA から指定した周波数のパルス波を出力し、圧電スピーカーから音を出すことができるようになりました。あとは音階に対応した周波数を各ボタンスイッチに割り当てれば、だいぶピアノらしくなるはずです。いわば FPGA ピアノの調律の作業です。さて、ピアノの調律といえば音の高さだけではなく音色の調整も行います。そこで今回は簡易的な音色の調整機能として PWM (Pulse Width Modulation) のメカニズムを実装して、自由にパルス幅を変更できるようにしてみましょう。また...
21Q1.02B

FPGA for HPC:宇宙物理アプリケーションをマルチ FPGA で高速化 (2)

前回の記事では、宇宙物理アプリケーションになぜ FPGA を利用しようと考えるに至ったかについて紹介しました。2 回目となる今回は、宇宙物理アプリケーションの支配的な処理である ART 法 (前回の記事参照) のハードウェアアクセラレータをどのように FPGA に実装していくかをご紹介します。 FPGA-based ART accelerator 実装の概要 1 FPGA に実装される ART 法のハードウェアアクセラレータ。各 Processing Element (PE)...
21Q1.01B

自作回路を PYNQ につなぐ様々な方法 (2)

自作回路を PYNQ から使うための設計・開発法に関するコースの第2回です。今回は、第1回で作成したナイトライダー回路の IP コアに少し手を加えることで、自身が制御用の AXI Lite インタフェースを持っている場合の設計例を説明したいと思います。また、自作の IP コア専用のドライバクラスを Python で作成する方法についても取り上げます。 本コースで使用したハードウェア記述は、GitHub リポジトリ上で公開しています。今回の関連するファイルは、knight2 フォルダ内にあ...
21Q1.05A

DA コンバータがなくてもできる FPGA ピアノ (1)

この連載では、少しホビーエレクトロニクス的なテイストも交えながら、FPGA ボードのスイッチボタンを鍵盤に見立てた電子ピアノの作成例をご紹介します。 オーディオ信号の出力となると、FPGA に DA コンバータを接続し、ディジタル信号をアナログ信号に変換するというのが普通かと思います。実際、廉価な FPGA ボードでもオーディオ用 DA コンバータを備えているものがかなりありますし、DA コンバータを搭載した拡張基板も色々とあるのですが、本連載ではあえて「DA コンバータがなくてもできる...
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HPC アプリを FPGA 上で加速! (1)

みなさん、こんにちは。広島市立大学の窪田と申します。今回、ACRi ブログを執筆する機会をいただきましたので、高位合成ツールである Xilinx Vitis を使って連立一次方程式の求解法である Conjugate Gradient (CG) 法を FPGA で動かす例題を使って、ソフトウェアの FPGA への移植について説明します。 はじめに 私自身は、主に HPC 向けのソフトウェアや並列化コンパイラを研究、開発してきたのですが、最近は FPGA を使った処理の高速化にも手を広...
21Q1.03A

ACRi ルームの FPGA で○×ゲームを作って遊んでみよう (1)

ACRi ルームではリモートで FPGA を利用できる環境が提供されています。セットアップ済みの開発ツールを使ってすぐに FPGA 開発をはじめることができます。…と言われても、さて何からはじめてみよう、という人もいるかもしれません。身近な問題から FPGA に向くものを選んで実装するというのは (残念ながら) 簡単ではないので仕方ないことだと思います。 そこで、楽しく FPGA 開発をはじめてみる題材としてゲームを作ってみるのはいかがでしょう。この連載では、FPGA を使った○×ゲーム...
21Q1.02B

FPGA for HPC:宇宙物理アプリケーションをマルチ FPGA で高速化 (1)

どうも皆さんお久しぶりです。筑波大学計算科学研究センター所属の小林諒平です。 昨年はスーパーコンピュータでも使われ始めた FPGA という記事を執筆させて頂き、そして今年また本ブログにて記事を執筆させて頂く機会を賜りましたので、今回は計算科学研究センター (以下、当センター) にて FPGA をどのように活用しているのかについて紹介していきたいと思います。 このコースは、ACRiQ1.04 と同じように FPGA やアダプティブコンピューティングの研究論文をその著者が紹介するシリー...
21Q1.01B

自作回路を PYNQ につなぐ様々な方法 (1)

愛知工業大学の藤枝です。この度また ACRi ブログでの執筆の機会をいただきました。今回は、2020年第1クォーター (20Q1) で三好さんが執筆された、「PYNQ を使って Python で手軽に FPGA を活用」の内容を補完するコースとなります。 FPGA や Zynq での設計にそれなりに慣れた人であれば、上記のコースを読んだあと少しばかり試行錯誤をすれば、すぐに自分の設計した回路を PYNQ 上で動かせるかもしれません。ただ、FPGA 開発に関する初級~中級レベルのコースで、...
20Q4.03A

FPGA 使え、って社長に言われた。さぁ、どうする? (5)

前回までのお話  自社の主力製品を調査し、FPGA 事業部の方向をすり合わせることにした Y 君。ただ、自社製品で取り扱っているからという理由だけで通信を対象とした製品を扱うのは不十分と考え、幾らかの市場調査を加え、特にリアルタイム性を有する Social Media という分野に焦点をあててプレゼンを行った。打ち合わせにおいて大きな反対はなかったものの、宿題として具体的な製品イメージおよび製品仕様の提出が課された。慌てた Y 君は、作成したプレゼン資料を持参し、改めて先生のもとへ向かっ...
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